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あっ、ごめん。熱かった? [夫の育児日記]

わが家の怪物くんは、早くも違いのわかる本物志向です。


哺乳瓶で授乳しようとしても


こんなものでごまかされるかァ


とばかりに、
哺乳瓶での授乳をかたくなに拒否しました。[パンチ]


ということは、お乳は粉ミルクではなく完全母乳となります。


それでも、「少しは哺乳瓶にもなれて欲しい」という奥さんの願いもあり
たまーにタイミングを見計らって、哺乳瓶での授乳にチャレンジしていました。


これを何回か繰り返していたら
以前のようにあからさまに嫌がることも減ってきました。


ちょうどこの頃、奥さんが私用で2時間ほど
どうしても出かけなくてはならない状況になり
僕がその間、ひとりで怪物くんのお世話をすることになりました。


まあ、お世話と言っても、
オシメの交換自体はそんなに問題ではなく、ポイントはやはり授乳でした。


もーし、哺乳瓶、嫌がったらどうしよーか?[たらーっ(汗)]


それが、ちょっぴり気になりました。


奥さんも、それが心配だったようで
「たっぷりとお乳を飲ませて、おなかいっぱいになって
確実に寝入ったことを確認してから出かけるから」と言ってくれました。


そして、当日、綿密な計画通り事が運び
奥さんは出かけていきました。


僕は、ぐっすり寝ている息子の横に添い寝をしながら
うつらうつらしていました。[眠い(睡眠)]


これなら、2時間ぐらい寝てくれるやろう[るんるん]


と安心したその直後・・・


ふぎゅ
ふぎゅ


ふんぎゃあー[どんっ(衝撃)]


げっ、もう起きた?


まだ1時間も経ってないやん・・・


オシメか?
いや違うな・・・


ふんぎゃあー
ふんぎゃあー


・・・


あーでもない[あせあせ(飛び散る汗)]
こーでもない[あせあせ(飛び散る汗)]


と、奮闘していた僕でしたが
ミルクを作って飲ませることにしました。


そして、泣き叫ぶ怪物くんを抱え
台所でミルクをなんとか作りました。


そして、片手に息子をだっこした状態で
もう片方の空いた手を使って
出来立てミルクの温度を確認しようと
哺乳瓶をギュッとつかんだそのとき・・・


ぴゅーっと 熱めのミルクが飛び出し


そのまま怪物くんのお顔に、ちょ・く・げ・き[exclamation]


あっ、ゴメン・・・[がく~(落胆した顔)]


ふ、ふ、ふ、ふんぎゃー
(あ、あ、あ、熱いじゃねェかあー)[どんっ(衝撃)]


ゴメン、ゴメン。

熱かった?


ふ、ふ、ふ、ふんぎゃー[どんっ(衝撃)]
(熱いに決まってるだろぅ)


ゴメン、ゴメン・・・

ふ、ふ、ふ、ふんぎゃー・・・


・・・[あせあせ(飛び散る汗)]


そして、1時間後
奥さんが帰ってきたときには
ふたりともクタクタで熟睡していました・・・[眠い(睡眠)]







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怪物くん、目覚める [夫の育児日記]

病院から家に帰ってきた息子を布団に寝かせ
その横で様子を伺いながら、しばし添い寝をしていると


スーピー
スーピー[眠い(睡眠)]


と、気持ちよさそうに寝ていた息子が


ふん、ふん
グシュ、グシュ
ふん、ふん、ふん・・・


と、
なにやら言い始めました。



ついに、この奇妙な生き物が、目を覚ますのか?
ついに大きな声で泣き出すのか?


と、期待と不安で胸を膨らませていました(笑)


が、
彼のおでこや頭を
いい子、いい子して、なでていると
彼は、再びそのまま眠りにつき
僕も一緒に眠ってしまいました。[眠い(睡眠)]


それからしばらくして
別室で用事を済ませて戻ってきた奥さんが
その光景を見て


おんなじ顔ふたつが
おんなじかっこで寝てる~


と、ひとり
クスクス笑っていたそうです。[わーい(嬉しい顔)]


そして、
そのままどのくらいの時間が過ぎたのでしょう。


息子が、ついに目を覚ましました。


ふん、ふん
グシュ、グシュ
ふん、ふん、ふん・・・


ふぎゃ、ふぎゃ、ふんぎゃー


ぎゃ、ぎゃ・・・ギャオー[どんっ(衝撃)]


おっ、起きたか?

夕方だけど、おはよー
お父さんですよー


ぎゃ、ぎゃ・・・ギャオー[どんっ(衝撃)]


・・・[あせあせ(飛び散る汗)]


こうして
僕と怪物くんの生活が始まったのでした・・・




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さあ、泣き叫んでみろー [夫の育児日記]

病院から帰ってきた息子の寝顔を見ながら、
僕は、これまでの出来事をひとり静かに味わっていました。


いや、味わう予定でした。


あんなことがあったな・・・
こんなことがあったな・・・
そういえば・・・


ZZZ・・・


ん?
寝てた?
あれ?


えーっと、
何してたんだっけ?


あー、そうだ、そうだ。[ひらめき]


ガラにもなく想い出に浸って
いろいろ感動しようと思っていたら
寝てしまったんだ。[眠い(睡眠)]


ロマンチックに過ごそうと思ったけど
睡魔には勝てん(笑)


グシュ、グシュ、グシュ・・・


おっ!
息子が、なんか言ってるぞ。


起きたか?
起きるのか?
起きたら、どうなるんだ?


やっぱ
「ふんぎゃあー」と泣き叫ぶのか?
そしたら、あたふたして困らされるのか?


泣くのか?
泣くのか?

泣くのか?


ふん、ふん
グシュ、グシュ


ふん、ふん、ふん・・・


プシュゥ・・・
スー、スー、スー・・・[眠い(睡眠)]


は?
寝た?
寝たの?
泣き叫ばないのか?


赤ん坊だろ?
だったら赤ん坊らしく

泣き叫んでみろー(笑)
もっと困らせてみんかい(笑)


と、
ミョーにテンションが上がっていた僕でした・・・[グッド(上向き矢印)]












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過保護になったら、どーしよー [夫の育児日記]

病院に行く準備をしている最中に突然自宅出産となり
なかなか普通では経験できないことをプレゼントしてくれた息子。


その息子が保育器から出て
奥さんと一緒にお家へ帰ってくることになりました。[手(チョキ)]


思い返せば彼が生まれた日は
朝からずっと雪が降っていました。


そして、この退院の日は、
日差しはそれなりに感じるものの
やたら風が強い感じがしました。


雪だの風だの

もしかして、息子は、雨男?


まあ、奥さんが

嵐を呼ぶ女だからね[台風]


そして、その強い寒風の中
息子を抱っこしていた奥さん。


久しぶりの外の雰囲気に
懐かしさと戸惑いを感じているみたい。


そして、病院の玄関の前にドーンと停められた車に
そろそろと乗り込みました。



車のシートに腰をおろした奥さんは
ちょっと緊張がとれたのか
「ふーっ」と息を吐きだし
息子の様子を伺っていました。


僕も、息子がどんな様子か
ちょっと覗き込んでみると


なーんにも気にすることなく
スーピー、スーピー
気持ちよく、寝ていました。[眠い(睡眠)]


あー、よく寝てるんだ。
これぐらいの変化じゃあ
びくともしないかー。


でも、ちょっと心配しすぎ?


わァ、このまま過保護になったら、どーしよー
甘い父親になったら、どーしよー


厳格な父親像をイメージしていたのにィ(笑)


そして、
無事、わが家に到着。


ようこそ。
おかえり。


そんな言葉を交わしながら、
そのまま息子を布団に寝かして
ようやく一息。


僕は、スヤスヤ眠る息子の横で
しばらくこれまでのことを
静かに味わってみました・・・



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さあ、一緒にお家に帰ろう! [二人の楽しみ]

「赤ちゃん、一緒に退院してもいいって!
一緒にお家に帰れるって!」


喜びに満ちあふれた、
ひときわ甲高い声が電話口から聞こえてきました。


そうかー。
一緒に帰れるのかァ。
それは良かった。


この日は、いつも以上に寒風が吹き付ける日でした。


車で病院まで迎えに行くと
帰る気マンマンの奥さんが
子供におくるみを着せようとしているところでした。


「さあ、帰るよ。帰るよ。帰るわよ。
とっとと引き払いましょうかァ」[るんるん]


えらい、ご機嫌なこと・・・


そういえば


奥さん、あなた、病院嫌いでしたね。


そうそう、
このおくるみは、
妊娠中に奥さんが
自分の想いをいっぱい込めて
せっせと仕立てたものです。[手(チョキ)]


真っ白のおくるみに
文字通りくるまれた息子は
幸せそうにスヤスヤ寝ていました。[眠い(睡眠)]


そんな息子を
奥さんは丁寧に、そっと抱きかかえ
ゆっくり、ゆっくり、歩き始めました。


僕も彼女と彼を見守りながら
ゆっくり、ゆっくり、歩き始めました。


お世話になった先生や看護士さん、
たくさんの方々に見守られながら
僕たちは、ゆっくり、ゆっくり、歩き始めました。


さあ、みんな一緒にお家に帰ろう。



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へぇ、これが俺の子ですかぁ・・・ [出産]

当初の予定通り
一週間で退院がほぼ決定した奥さん。


そして、
いつ保育器から出られるのかわからない赤ん坊。


なかなか見通しのつかない状況でしたが
僕は、変に不安にかられることもなく
淡々と日々の生活を送っていたと思います。


なんとなく、「大丈夫だろう」という
根拠のない自信もどこかに感じていました。


そして、案の定、そのとおりになりました。


「赤ちゃん、保育器から出られたよ。
今さっき、私の部屋につれてきたよォ~」


と、奥さんから連絡がありました。[電話]


僕は仕事を片付け、病院に向かいました。


部屋に入ると、奥さんのベッドの横に
一段と小さなベッドが並んでおり
近寄って覗き込むと
赤ん坊が、スヤスヤ眠っておりました。


おっ、どれどれ・・・


へえ~、これが俺の子ですかぁ・・・[揺れるハート]


大きな声では言えないけど
別に自慢しているわけでもないけれど


ちょっと男前やん(笑)[ぴかぴか(新しい)]


もちろん今までも何度も見た息子ですが
これまでは保育器の中に入っており、いつもケース越し。


こんな普通の状態で
ご対面出来ること自体、なんとありがたいこと。


そして、初々しくもあり、もの珍しそうに
ニヤニヤしながら眺めては
つついたりして、ジーッと観察してしまいました。[目]


おほっ、動いてる、動いてる。
動いてるよォ


おお、息してる、息してる。
息してるよォ


そう言えば、生まれたとき


俺が鼻吸って、息させたんだっけ・・・ 


あはは、そうだった。
そうだった。


あのときは必死やったなー。


でも、もう一回同じことやれって言われても出来ないだろうなー。


それにしても、ちっせぇ~。


そうかァ、これが俺の子ですかぁ・・・



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うん、わかったよ。 [夫の育児日記]

保育器の中の息子の相変らずの暴れっぷりに

「おー、おー、元気やなー」

と感心する反面

「早くここからだしてあげたいな」
「いつ出してもらえるんだろう」

と、心配する気持ちも少なからずありました。[あせあせ(飛び散る汗)]



担当の先生からは

「保育器の中で状態が安定したら、お母さんの病室に移ってもらって、
そこでまた状態が安定していたら、すぐにお家に帰れますよ」

と説明を受けていました。


奥さんの方は、
出産後、貧血症状を訴えたものの
日に日に回復しており

「当初の予定通り1週間ほどの入院でOK」[決定]

ということでした。


奥さんにしてみれば、
やはり母子ともに一緒に退院して
家に帰りたいという気持ちがあったのですが、


「このままだと自分だけが先に退院して
子供はもう少し入院して状態を管理してもらい、
毎日お乳を飲ませに病院に行くことになるかもしれない」
と心配し頭を抱えていました。


僕も、息子の様子を見に行く度に
保育器の中に手をつっこみ、
からだにそっと触れ、
時間の許す限り、エネルギーを送り込みました。


もうちょっとで、ここから出れるからなー。


すると、それまで、うつ伏せで向こうに顔を向けて寝ていた彼が、
まるで腕立て伏せをするかのように上半身を持ち上げ、
首をひねって、顔をこちらに向けてくれました


「うん。わかったよ。とーちゃん」


僕にはそんな声が聞こえてきました。[わーい(嬉しい顔)]



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誰に似たんだろうねー [出産]

ようやく立派な名前が決まった息子ですが
救急車で病院に搬送された時点から
「低体温」という理由で
ずっと奥さんとは別室の保育器で過ごしていました。


この部屋では、息子以外に数人の新生児ちゃんが
その命を大切に見守られていました。


どの赤ちゃんも、本当に小さく、そして、か弱く見えましたが、
それゆえ、とても、いとおしく感じました。[ハートたち(複数ハート)]


オギャー、オギャーというよりも、
ミャー、ミャーといった感じの泣き声の合唱の中


ひときわ異質といいますか、
耳に届く声の先に目を向けると・・・


な、なんと


ひとり保育器の中で
大暴れしている赤ん坊がいるではないですかっ[パンチ]


どうやら、その子にとって、
その保育器は、もはや窮屈なよう。


近くまでいってわざわざ確認するまでもありません。


初めから、その暴れん坊が
息子だと感じておりました(笑)


奥さんの話によると、お腹がすくと


「お乳が欲しいといって、大暴れしてますぅ~」


と看護婦さんからお呼びがかかるそうで(笑)
保育器で様子をみる必要があるの?と思うぐらい
他の赤ちゃんと比べても活発に動いていました。[手(チョキ)]


その息子の様子を眺めて


「これは、やんちゃだなー。
一体、誰に似たんだろうねー」


と、奥さんが言いました。


奥さん、あんたに決まってるやろっ


と、言えたら、どんなに楽でしょうなー。



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なんで知ってたの? [スピリチュアル]

ようやく決まった彼の名前を半紙に筆で、でかでかと書き
さっそく、それを持って奥さんのいる病院へと向かいました。


病室に入るやいなや、僕は名前が決まったことを告げ
持ってきた半紙を彼女の目の前で高々と掲げました。


「あっ・・・その名前・・・」


ん?
どうだ・・・
もうひとつだったか?


と、思った瞬間、奥さんが言いました。


「いいね、その名前。
でも、どうして知ってたの?
実は、私ね、ずーっと前から
将来結婚して、子供が出来て、
もし男の子だったら、その名前をつけたいなあ、
なんて想像してたことあるんだよ」


えっ?
そーなん?


いや、ちょいと、お天道様に聞いてみたら
この名前が届いたんやけど・・・[ひらめき]


まあ、世の中不思議なことがあるもんだー。


「そうだね。
でも、本当に素敵な名前。ありがとう」


こうして僕は最初の大事なお役目を果たすことができました。


ホッ・・・[るんるん]



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彼はこの名前で生きていく [スピリチュアル]

生まれてきた子供の顔を確認し
イメージをふくらませ
そして、持ち合わせた姓名判断の知識をフル活用し
なんとか徹夜で、三つほど候補の名前が出来上がりました。[手(グー)]


それらを半紙に書き、そのまま病院にいる奥さんのもとへと走りました。


それらの候補を見て、

「私は、どれでもいいよォ」

と奥さんが言ったそのとき、


僕には


「いーや、まだだよ。
もう一回やりなおし」


と聞こえてきました。


やっぱり、そうか・・・
やり直しか・・・


実は、画数や漢字の意味など
しっかりと押さえていて、
なかなかいい名前が出来上がっていたのに、
僕の中ではなんとなくしっくりきていなかったのです。


なんでしっくりこーへんのかなー?


と感じていた理由が、その声で理解できました。


そう、徹夜で考えた名前は、僕が頭で考えたもの。


この子が望んでいる名前ではなかったということです。


僕は、すぐさま自宅に戻り
仕事が始まるまでの時間を使って、名前を考えはじめました。


いや、感じ取ろうとしました。


そして、しばし、瞑想・・・
いや、単なる沈黙・・・


ZZZ・・・


あっ、ダメだ、寝ちゃ・・・


ん?・・・○○○・・・
これは、どうや?
おっ、いけるか?
うん、いけるんちゃう。
よし、これで、どうやっ。


と、ある名前が浮かんできました。[ひらめき]


そして、またまた半紙に筆ペンで清書して、
壁に貼って眺めてみました。


おっ、ええ感じちゃうん?
これちゃうん。みつけたんちゃうん?
この名前やったんやなァ。


彼はこの名前で生きていくんやな。


僕は一秒でも早く
この名前を奥さんに知らせたくてウズウズしていました・・・[グッド(上向き矢印)]



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